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埼玉 県立高校 高卒男子 |
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引きこもり者が家庭教師の指導とアドバイスで大学受験に挑戦 |
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県立高校を卒業した後も就職や進学をされることが一切なかったとのことで、俗に言う、引きこもりの状態を卒業後から約2年間続けていた生徒である。
ご両親は大変危機感をつのらせていた2年間であったとのことだった。
大学進学の問題以前に自分の子供が今後社会にどう関わっていくのかを心から心配していた。
そのような悩みをお持ちの時に率直に当センターにご相談いただいた。
ご両親が本人と話し合ったみると、やはり大学には行ってみたいと心情を吐露されたそうだ。
ご両親は、子供が前向な姿勢をもち真剣に勉強に望んでもらいたいとの願いを込め、今回のプロ家庭教師による大学進学指導に期待を掛けられていたのでこちらとしても真剣だった。
体験指導を受けられた上で申し込みをいただき、大学受験のお手伝いをさせていただいた。
2年間のブランクはやはり重かった。指導は本人の心理状況を見ながらの大変さであった。家庭学習の方法についても細部にわたり(手取り足取り)指導した。また卒業校が大学進学実績のあまりない県立高校だったため、基礎学習からの指導で中学の学習範囲から確認をしながら少しずつ進めていった。
最初の3カ月は手探り状態で、語弊があるかもしれないが、学習に対するリハビリという意味合いで少しづつではあるが着実に進めていった。
大切なことは、本人が学習に対し少しづつ自信を深めていくこと。学習に対して少しづつ前向きな気持ちで「勉強はやだなぁ。難しいなぁ」という気持ちを払しょくすることに努めさせていただいた。
半年が経った段階でやっと普通の大学受験生の意欲と学力状態に戻ってきたという状況であった。
相談もいただいたが、結論としては今春の受験はしないことにされたようだ。現在は来年の春に向けてもう一年頑張るというところまできている。
このケースはどうしても受験に間に合わせなければならないと焦りがちになってしまうが、ご家族やセンターの担当・担当の家庭教師の三者がつい焦りの気持ちを持ってしまうことを厳に慎むよう励行し、着実に根気よくすることを第一に考えてきた。
もし早急に事を運んでいた場合、順調に推移すればそれに越したことはないが、何かの弾みで本人が再度引きこもってしまうことを何よりも恐れ、その可能性が充分にまだあるとの判断が三者にあったためこのような対応になった。
近年、このような引きこもりのケース(意外と男子学生に多い)についても問い合わせを寄せられることが多くなってきている。ある意味では当センターの中でも専門の分野が形成されつつある。
何かあればご相談いただければと念じている。勇気を持ってご相談いただければと思います。本人はもとよりご家族も苦しんでおられ相談される時はとても勇気を必要としたと親御さんから言われ納得した。
の担当は決してこわくはありません。また入会の強制など一切いたしておりませんので、お悩みの方はご相談だけでも喜んで対応させていただいております。 |
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